まつだの諸メモ

自分にとって役立ちそうな雑記メモ(技術を含む理系の内容から、人文社会まで)

お人好しが読むべき本 8選 ~悪意から自己防衛せよ!

性善説によるにしても、性悪説によるにしても、人間に悪い性質があることは両者の説ともに認めているとも言える。じゃぁ、悪い性質の根源って何かを考えてみる。すると、「利己的」という性質が人間の悪い性質・悪い側面の根源ともいえる。

 

じゃぁ、性悪な人を利己的な人と言い換えて以下、表現していくこととする。すなわち、悪意のある人とは、利己的な人だとここで表現するということだ。利己的な人の判断軸は、自分にとっての利益と害、すなわち、利害が軸になっていると言える。利すれば推し進め、害すれば止める。物事はそんな感じで判断されるんだろうと思う。

 

私が問題視したいのは、こういった利己的な人達に、お人好しすぎる人が利用されがちな気がするということだ。お人好しな人は、「利己的」だとか、「利害」だとかを理解していないように思える。なので、悪意から自己防衛できず、損失だけを被ることになるのではないだろうか。その善良な性質であるお人好しであるだけで・・・私は残念でならない。

 

そんな人のために読むべき本を以下に紹介したい。

おとしどころの見つけ方

まずはこの本が良いだろうと思う。会話形式で「交渉術」を学ぼうという趣旨の本である。とても読みやすい。扱う題材は、身近な仕事の内容からプライベートの内容を扱っている。非常に身近であるため、自分自身が交渉事を行う姿がイメージできる。

 

えっ??悪意から守るのに交渉術??と思われた方。交渉術こそ、悪意から自分を防衛するのに役に立つスキルだと思うのだ。交渉術とは、人には皆「利害」があることを前提に、交渉にあたるすべての人の「利」がなるべく最大になるようにおとしどころを見つけるという営みなのだ。

 

実際に、この本の主人公である久地くんはお人好しで、だからこそ仕事でプライベートで振り回され自分の人生を生きていない損な人だった。交渉術を学んでいく過程で、交渉術により、むしろ、周りも幸せにし、自分自身もハッピーになっていく様子が描かれている。お人好しであることは、実は他人も不幸にしているという真実・・・一読をおススメする。

 

韓非子の入門本

お人好しのサラリーマンは一読をおススメする。上司に対して、部下に対して、どうあるべきか?という示唆に富んだ書籍だ。入門書を読んでから、岩波文庫から出ている古典の韓非子 第一冊~第四冊までを読む流れで良いと思う。

 

意外と善意で対処すると、物事は悪い方向に向かうというところがとても勉強になる。徹底的に「利害」にフォーカスすることで、一見、利己的な対処法も、実は物事を良い方向に向かわせることにつながったりする。そんな事例や考え方が豊富だ。その辺の自己啓発本を読んでいるくらいならば、韓非子を読んだ方がよほど生き方が楽になるに違いない。耳障りの言い言葉ばかりではないが、かえって真実味があって良い。

 

韓非子 第一冊~第四冊

 

 

 

 

君主論

韓非子と同じような書籍であると言える。洋の東西でこうも似たような書籍が出てくるとは面白い。韓非子の方が古いので、東洋の方が考え方が進んでいたともいえるのかな?