まつだ の ノート

ゆたかにいきる

2021年に起きた電車・新幹線事件の考察〜社会心理学「社会的証明の原理」

 私の記憶をたどりながら、昨年2021年に起きた電車・新幹線における事件を以下に列挙してみる。これが「社会的証明の原理」に当てはまるような気がしている。

 

2021年8月6日

www.yomiuri.co.jp

 

2021年10月31日

www.asahi.com

 

2021年11月8日

bunshun.jp

 

 興味深いことにそれぞれの事件当事者はその前に事件を起こした人に影響を受けている。11月の容疑者は10月の容疑者に触発されて事件を起こしていることを明言している。10月の容疑者は「サラダ油には火が付かないということだったので・・・」みたいな供述をしており、8月の事件に何かしら触発されて犯行に及んだと考えられる。8月の容疑者は、おそらく過去の何かしらの事件を参考にしたのかもしれない。このように立て続けに事件が起きた理由を社会心理学の「社会的証明の原理」から説明を試みたい。

社会的証明の原理とは?

 自分と似たような年齢、自分と似たような境遇にある、とある人が、とある行動を行ったとする。そうすると、その人の行動を自然と真似てしまうという原理と言える。特に不確かな状況下に置かれていると何も考えずに真似してしまうそうだ。

 社会的証明の原理はウェルテル効果という表現もされているようで、自分と同じような問題を抱えている人々がどのように行動したか?に基づいて自分がどのようにすべきかを決めてしまいがちな傾向を人間は持っているようだ。「ウェルテル効果」の名称の理由は、ドイツ文豪のゲーテ作「若きウェルテルの悩み」という小説の影響で、自殺者が急増したという社会現象が実際に起こり、その現象から名付けられたそうだ。現代においても、自殺報道があると、自殺数や事故数(おそらく事故に見せかけた自殺?)が増える現象があるそうだ。

社会的証明の原理の例

 直近の例で考えると・・・、新型コロナが流行り出した当初とかで、悪い形で社会的証明の原理が働いたケースがあると思う。それは、トイレットペーパーやティッシュが品切れ状態になった騒動だ。50年くらい前だが石油ショックの時もトイレットペーパー騒動が起きたことがある。(日本人はトイレットペーパーが好きなのだろうか。)

 新型コロナウイルスによってトイレットペーパー生産量が減ることはないようなことを、当時ニュース番組で盛んに訴えられていた記憶がある。で、徐々に騒動が落ち着き店頭にトイレットペーパーが復活した。(数ヶ月は続いた記憶がある)

 多分これは、新型コロナウィルスの感染拡大という誰も予想や想像もつかない不安な状態に多くの人が陥ったことが一つ遠因としてあると思う。ある日、ある人がトイレットペーパーを大量買いでもしたのであろう。それを見た人が、「あぁ、コロナ感染拡大すると、トイレットペーパーがなくなる!」ってなって大量がいする。この連鎖・・・で、品切れになったんではないだろうか。社会的証明の原理って真実なのだろうなぁと感じる。

2021年に起きた電車・新幹線事件について考察

 おそらく事件の犯人は共通して社会に対して不満を持っている人々だったと言えると思う。何か仕返しをしたいという思いに駆られていたのかもしれない。そんな人たちがテレビをつけてみると、同じように社会に対して不満を持っている人が電車で事件を起こしていると知る。事件に巻き込まれた被害者たちの当惑した様子、マスコミの騒ぎよう・・・。自分にもできる、という思いに至ったのだろうか。

どのように報道されるべきだったのか?

 マスコミはどのような形で事件を報道すべきか、こういった社会心理学的な見地も考慮した上で報道すべきだと思う。犯人の動機だったり、年齢や職業を含む素性だったりをあえて報道しないとか。もっと簡素に報道する。例えば、とある人がとある事件を起こしました・・・程度に止めるとか。

 っていうか、事件をマスコミが報道する意義ってなんだろうか。社会にこんな事件が起きたのですよ、って多くの人に伝える意義ってなんだろうか。実際には、結果として、あなたもこういうふうにすればマスコミが騒ぎ立てるような事件を起こせますよ、っていう形で事件を煽っているだけなのではないだろうか。

今後の日本における電車・新幹線での対策

 上記を踏まえて・・・結論としては、マスコミの影響は多大であることを再認識・・・。報道のスタイルも変わらないだろう。なので、年に数回はどこかで何かしらの事件が電車で勃発する恐れが今後あるように思う。だって、社会はコロナ感染防止のために経済的に打撃を受けている人が多くいる。ということは社会に不満を持った人も増えている。電車で事件を起こそうと企んでいる人は一定数以上はいるかもしれない。

 なので・・・電車内では以下に気を付けておくべきだろう。

  • 電車内で居眠りしない
  • 人に近寄り過ぎない(特に男性)
  • 人に近い位置で留まらざるを得ない場合は常に警戒する
  • 護身術を学んでおく
  • あまり成功してそうな印象を与える格好をしない
  • そもそも電車は利用しない。車を使う。
  • などなど・・・

 そのほか、有事の際のお役立ちアイテムを考えてみた。カバンに忍ばせておくか、引っかけておくのはどうだろうか?

防犯ブザー

ブラックで目立たないデザインでありながら、大音量のブザー。十分な機能。そして、ライト付き。ライトはまぁ、そんなに使わないと思うけどあったらあったで便利なはず。他の人に知らせるためにもブザーは有用だ。

 

警棒

安くて、折りたためて、カバンに忍び込ませることができる。

木刀

侍の国日本。ならば、木刀と刀掛けをセットで身につけるのも一案。身につけているだけで、「やばいオーラ」をまとえる。まず、犯人に狙われる確率は減るだろう。っていうか、逆に、周りから警戒されるかも。